虚無についての短文

その夜僕を訪ねてきたのは仮面の男だった。秘密の舞踏会にでも似合いそうな不吉な装飾を施した仮面の奥から、力強い、怪しげな光を放つ双眸を覗かせるその男は、よく響く声で言った。「時間はあまり残されていないのだ、我々は行かなくてはならない」 男は一…

オチのない悪夢のようななにか

こんな夢を見た 僕はちょっと信じられないくらい巨大な闘技場の観客席に座っていた。辺りには僕の他に誰もいない。ただ静かに風が吹き、青い空の中で太陽がキラキラと輝いている。 何となく僕は立ち上がって、闘技場に降り立ち、しばらく歩いてみることにし…